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8月 28th, 2015 「せかいでいちばんつよい国」の演劇 はコメントを受け付けていません。

「せかいでいちばんつよい国」の演劇

8/7(金) 絵本の演劇の発表、そして考える

10時半からワークショップが始まり、11時半にはお客さんがくる、ということで、きた時からバリバリと演劇づくりを始めました。前日家に帰って小道具を作って持ってきた子どもが沢山いました。おもちゃのピストルとかを持ってきた子どももいましたが、みんなで自分で作ったものだけ使っていいことにしようと話し、小道具も使って演劇をしました。
また、オープニングで、大きな国の兵隊と小さな国の国民たちの一日を音楽に合わせてやりました。稽古場に附属しているライトですが、明るくしたり暗くしたりもして、子どもたちも演劇をやる事を楽しんでいました。

発表には、平日の午前中にも関わらず、15名程の人が見に来てくれました。保護者が大半でしたが、お父さんも1人ではなく3〜4名ほどおりました。
「絵本を読んだことが無かったけど、面白かった」「絵本を読んでみたくなった」と嬉しい感想を頂きました。

お昼ご飯を食べて、一つの演劇をつくったという達成感の中、さっそくもう一つ劇をつくるために動き出さなくてはなりません。
しかしその前に、演劇をやってみて、演劇をやった内容というよりも、「せかいでいちばんつよい国」の中の登場人物が何を思っていたのか、何を感じたのか、などを話し合う時間を設けました。これも今回のワークショップでやりたかったこと、肝の一つでした。

全員で話すと時間的にも余裕がなくなるし、話さない人も出てくるので、3つほどの小グループに分かれました。私は私のグループの事しか詳細は分かりませんが、大きな国の兵隊や大統領をそのまま批判するのではなく、「大統領のお父さんにそういうことを言われたのかもしれないね」とか「大統領が小さな国の子守歌を歌ってあげた子どもは、どんな大人になるんだろう」といった意見も出されました。
小学校にワークショップに行くと「イスラム国は酷い」「北朝鮮は…」という言葉を子どもたちから聞きます。ニュースや親・先生(大人)が話している事を聞いているから、そのことに影響されて、自分自身で「何が正しい」と考える前に「正しいこと」として受け止めてしまうことも理由の一つにあるでしょう。そんな子どもたちの「(大人からの)正しいこと」は正しい面もあります。しかしその理由を考えたり、互いに話し合うことで、違う道を見つけることもできないだろうか?そんなことを私は普段思っているのですが、そんな事を言わなくても、考える時間を取れば子どもたちだって考えるんだなぁ、なんて思った豊かな時間でした。

その話し合いを踏まえ、また新たに4つのグループになり、今度はオリジナルの劇をつくることにしました。
しかし柱となるものがないと演劇は作れないし、今度は自分が少なからず興味のあるグループで劇をつくって欲しい、という思いから

・大統領が出てくる劇
・大きな国の兵隊が出てくる劇
・大きな国の国民が出てくる劇
・小さな国の国民が出てくる劇

の4つの中から自分の好きなグループに行くことにしました。
私はグループに入らないのですが、大人も含めて、自分が興味のあるグループに分かれました。多少の人数のバラつきは良いことにしました。結局人数に偏りが出たのですが、すすんで移動する子どももいて、なんとか4つのグループに分かれられました。

さて、これからオリジナルの物語を考えていくわけですが、時間は無限にあるわけではなく、方向性を発表してもらい、この日は終わりました。

ところが…。一つのグループで、5・6年生の女子が「ラブコメをやろう!」と盛り上がっていました。4年生の女の子はそれをやりたくなくて意見を出しますが、なんとなく丸め込まれ、結果ラブコメで終わるという物語を考えていました。その女の子が帰り際に「こーた、私ラブコメやりたくない…」と言ってきました。私は「嫌なら他のグループに行っても良いんだよ。まだ大丈夫だよ」と言いました。女の子は「いや、がんばるよ」と言って、その日は帰っていきました。

 

8/8(土) オリジナルの演劇をつくる

昨日の女の子が心配でしたが、朝1番で私のところにきて「こーた、私やっぱり、グループ移っても良い?」と明るい笑顔で言ってきました。私は「もちろん!」と言いましたが「みんなにも一応相談してみよう」と言いました。出て行くグループ、入るグループともに了解してくれたので、グループ分けは大きな問題にはなりませんでした。

さて、4年生の女の子に出ていかれたグループのメンバーは、出ていった女の子の気にしつつも、自分たちで劇をつくり始めました。しかしラブコメをやろうと言って話が盛り上がっていたのに、いざ演劇にしようとすると上手くいかない、というか面白くないと感じ始めました。話し合いを進めていった結果「大きな国の兵隊たちが、兵隊でいることが嫌になり、脱走する。船が難破し、海賊に助けられる。たどり着いたのは小さな無人島。そこに新しい国をつくることにした。それは絵本にでてくる『小さな国』だった」という絵本の前の話の劇をやることになりました。

他のグループは、「様々な国の大統領の会議(もちろん大きな国の大統領も出席している)」「小さな国の学校の遠足」「大きな国が征服することをやめた後」という演劇を作りました。そこで私は「8/7にやった劇も含めて、全部の劇を繋げて一つの劇にしよう!」と提案して、子どもたちもその提案に賛成してくれました。

前にやったのと同様に、二つのグループが助け合いながら、もうひとつのグループに出演したりして、全体で一つの劇にしました。
頭も身体も使ってヘトヘトになりながら、翌日の最終日、発表会に臨みます。

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